地盤に関する基礎知識|基礎杭・鋼管杭工法なら千代田工営株式会社

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千代田工営株式会社は、創業から50年以上の歴史を持つ杭工事のプロフェッショナル集団です。

こちらでは、「地盤」の概要や調査方法など、杭工事を実施する上で知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。

杭工事を行う前に知っておきたいポイントfirst

地盤とは

地盤とは

建物や構造物をつくる上で、その土地の地盤は必ず調査しておきたい要素です。では、そもそも「地盤」とはどのようなものなのでしょうか? まずは、地盤の性質や重要性、地盤の調査方法などについて詳しく解説します。建物や構造物を安定して建てるために、地盤に関する理解を深めていきましょう。

地盤には2種類ある

地盤とは、地表近くの表層部の土地を指す言葉です。土地の上に建設された構造物の荷重を直接的に受けるため、建物を安定させるために重要な役割を果たします。地盤には、建物や構造物の荷重を支える強度を持つ「支持層(支持地盤)」と、安定性の低い「軟弱地盤」の2種類に分けられます。軟弱地盤の上に建てた建物は不同沈下のリスクがありますので、何かしらの補強対策が必要となります。

地盤の固さを決定する「N値」

地盤の固さは、日本工業規格(JIS)が定めた「標準貫入試験」を行い、求められるN値によって判断します。N値の目安は土地の性質によって異なりますが、打撃回数が少ない=地盤が柔らかく、安定性に懸念があると判断できます。

地盤の調査方法

※表は左右にスクロールして確認することができます。

地盤調査の種類 主な用途 特徴
スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験) 戸建住宅 地面に鉄の棒(ロッド)を貫入し、重りを少しずつ載せながらロッドが沈み込むかどうかを観察する方法です。深度10m程度の地盤を連続的に測定でき、実施コストが低く、敷地内の複数のポイントでの調査にも対応できます。ただし、玉石や礫が混じった層や、硬く固結した地盤には適しません。
ボーリング調査(標準貫入試験) マンションなどの大型の建築物 調査ポイントの地面に穴を開け、サンプラーを打ち込むのに必要な打撃回数を調べることで、断続的(1メートルごと)に地盤の硬さを調べる方法です。実施コストは高いものの、比較的硬い土地でも深くまで掘り進めることができます。また、土質試験に使用するためのサンプルを採取できるというメリットもあります。
オートマチックラムサウンディング試験 戸建住宅 ロッドの貫入・引抜きを自動的に行う方法です。ボーリング調査と同じく、打撃回数によって地盤の硬さを調べます。補正後の値はN値と同様に扱うことが可能です。ボーリング調査と比べて実施コストが低く、スクリューウエイト貫入試験では難しいN値30程度の地盤も調査できるのがメリットです。また、鋼管杭に適した試験法でもあります。

千代田工営株式会社は、杭工事の必要性や液状化のリスク、建物・構造物を安全に建てるための知識を幅広くご紹介しています。それぞれの解説は、下記のページからご覧ください。