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千代田工営株式会社は、鋼管杭を中心に杭工法の開発、並びに施工に取り組み、数多くの施工を手がけてまいりました。こちらでは、弊社の事業概要やこだわりをご紹介します。
特許取得の自社開発製品「スクリューパイル CK-®EAZET」の開発秘話も掲載しておりますので、ご興味がありましたらぜひご覧ください。
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事業概要
安心と信頼へのチャレンジ
地球環境の保全は、人類にとって大切な使命です。基礎杭の分野においても、「環境に配慮した施工技術」の社会需要はますます高まっています。
千代田工営株式会社は、1982年より「銅管杭の環境対応工法」に取り組み、30年間1万5千件もの施工実績を積み重ねてまいりました。複雑な地盤に対応する多彩な杭の開発と、製造・施工機械の開発・施工技術者の育成を柱とした一貫体制で、無排士で地盤汚染のリスクがないクリーンな工法を実現しております。
私たちはこれからも、「基礎杭を通じて人の生命と財産を守る」という社訓を胸に、地盤と基礎のトータルエンジニアとして、地球環境との調和と保全に貢献してまいります。
千代田工営の環境対応工法
回転貫入杭工法は、杭の先端部にさまざまな形状(らせん状、スカート状、半円板状)の翼を配置することで、大きな鉛直支持力を獲得し、鋼管杭を地盤に貫入させる工法です。水やセメントなどを一切使用せず、低騒音・低振動・完全無排土で、環境にも人にも優しい工法です。また、翼部分が地盤反力を負担することで大きな支持力を得られるため、経済的かつ安心・安全な施工を実現できます。
環境対応工法の主な特長
- 完全無排土で廃棄物を出さないため、環境に優しくクリーンで安全。
- 水やセメントミルクを使わないので、地下水や土壌を汚染しません。
- 狭小地や工場内などの空頭制限下や、機械の搬入が困難な場所にも対応できます。
- 高い押込み・引抜き支持力とともに、拡頭杭や斜杭を活用し、地霙対策にも有効です。
- 貫入トルクと土質柱状図を比較することで、複雑な硬質地盤にも確実に根入れできます。
- 杭の製造・施エ・管理まで一貫した体制を確立しています。
- 上部構造物の解体撤去時は、他の杭より容易に逆転引き抜きが可能です。引き抜き孔の埋設もでき、周囲の地盤沈下を生じさせません。
選ばれる理由
千代田工営株式会社は、地盤改良工事に用いる杭の設計・開発から施工、地盤調査までを自社で一貫して対応しております。杭の製造から施工までを社内で完結させることにより、現場での詳細なデータを開発に活かし、さらなる安心な施工につなげるという好循環を生み出しています。
基礎杭におけるトータルエンジニアとしての施工力を活かしながら、さらなる改良を重ねることで、お客様のニーズを的確に捉えた施工を実現いたします。
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01研究開発
安全な基礎づくり
……先駆者としての実績千代田工営株式会社は、翼付き鋼管杭を用いた回転貫入工法のパイオニアです。1986年に翼付き鋼管杭(スクリューパイル)の回転貫入工法を戸建て住宅の基礎杭として開発し、特許を取得。
さらに、新しい既製杭工法として公的評価が認められ、1994年に大臣認定を取得しております。先駆者として30年間で延べ15,000件以上の施工を手がけ、民間施工から公営施工まで、幅広いご依頼に対応してまいりました。豊富な実績とノウハウを活かし、質の高い施工をご提供します。
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02環境
共存繁栄のモノづくり
……環境対応工法へのこだわり地盤改良工事は人々の安全のために欠かせないものですが、「土壌汚染」「排出残土」など、地球環境に負荷をかけてしまうのがネックとされてきました。千代田工営株式会社は、水やセメントを使用しない工法のため、土壌汚染の心配は一切ありません。また、完全無排土のため産業廃棄物であるセメント交じりの土砂も発生せず、杭の逆回転引き抜きが可能です。
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03技術
人を育てる場づくり
……責任設計・責任施工と技術継承建物の土台となる基礎は、安心・安全な暮らしを支える礎です。地中奥深くにある支持層は目に見えないものだからこそ、「万が一」を防ぐために妥協は一切いたしません。社員の研修や安全管理の体制も徹底し、全てのスタッフが強い責任感を持って安心・安全への取り組みに注力しております。
そして、これらに欠かせないのは、誰もが生き生きと働きやすく、創造性を育てる職場環境です。技術継承へ積極的に取り組み、熟練の技を次世代へ引き継ぐための研修・教育制度を導入しています。1970年創業以来、多くの震災等を経ても大きなトラブルが発生していないのは、「人の生命と財産を守る」社訓を徹底しているからこそ。施工前の入念な地盤調査や支持層への確実な根入れはもちろんのこと、万全の施工管理体制で、安心・安全な暮らしをお守りいたします。
スクリューパイル CK-®EAZETの開発エピソード
こちらでは、当社が開発し1984年に特許を取得したスクリューパイル CK-®EAZETの開発秘話をご紹介します。施工から開発を手掛ける当社ならではのエピソードをご覧ください。
騒音と振動の苦情
1970年の創業当初、弊社はコンクリート杭を専門として地盤基礎工事を手がけ、個人向け住宅から鉄筋コンクリートの建物まで、幅広い施工を行っていました。
しかし、あるとき住宅街で施工していると、近隣から騒音と振動に関する苦情が届きました。そこで、当時の社長(故・吉田勝之社長)は悩みました。
「騒音と振動があったのでは、近隣にご迷惑をかけるので工事ができない。何かいい方法はないだろうか?」
また、アースオーガという機械で地中に孔を開ける工法の場合、大量の残土も出てしまうことも、以前からの課題となっていました。
発想は木ネジ
そんなある日、ふと木ネジを目にした社長は、「杭を打ち込むのではなく、木ネジのように回転させて杭の貫入ができないだろうか?」というアイデアを思いつきます。そこで、さっそく金属のパイプに羽根を溶接し、現場での試験を開始しました。
当初は、杭をぐるりと周る羽根ではなく、小さな羽根を取り付けることから始まったので、最初はなかなかうまくいきません。しかし、最適な羽根の形状などを模索して何度も。試行錯誤を繰り返しているうちに、やっと貫入ができる形・寸法を発見しました。
特許と載荷試験による大臣認定の取得
それまでの杭工事は、杭を打ち込んだり埋め込んだりするものでしたが、“ねじ込む施工方法”ということで1982年に特許を申請、1984年に取得しました。
また、多くの載荷試験を行った結果、羽根付きの鋼管杭には支持力の向上も認められました。そこで、試験結果をとりまとめたものを建築学会で発表し、1994年には大臣認定を取得します。
その後開発されたT-Wing4パイルは有明海などの軟弱地盤で採用され、実績が認められ全国の地方自治体で採用されるに至りました。
地球環境の保全と調和を目指して
基礎から持続していく未来を支えます
現代は、あらゆる企業活動・公共事業に対して「環境との共存」が求められています。人にも、環境にも優しい基礎杭施工なら、千代田工営株式会社にお任せください。無排土で土壌汚染のリスクのない「回転貫入工法」を駆使し、安心・安全で持続可能な社会を支えてまいります。
豊富な施工実績とノウハウを活かし、地盤の状態や構造物に合わせた最適なご提案が可能です。関東を中心に日本全国からのご依頼に対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。