液状化の
リスクについてRisk
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液状化対策にも有効な杭工事に取り組む「千代田工営株式会社」が、液状化のリスクについて解説いたします。
地震の揺れによって地盤が液状化すると、建物の安全性がおびやかされてしまいます。液状化のメカニズムや地盤への影響を把握し、対策を実施しましょう。
液状化のリスクrisk
地盤の液状化現象とは
液状化現象とは、地震の揺れによって地盤が液状化することです。液状化は砂質土を主成分とする砂質地盤で起こりやすく、以下の4つの条件がそろうと発生リスクが高まると考えられています。
- 砂の粒子の大きさが0.03mm~0.5mm程度
- 地盤の硬さを表すN値が20以下
- 地表から10m以内に地下水が満たされている
- 震度5以上の大きな地震
砂質地盤は砂の粒子が互いを支え合うことで成り立っていますが、地震による大きな振動が繰り返されると地下水の圧力が高まり、砂粒同士が結びつく力が弱まってしまいます。すると、地下水と砂が混ざりあって泥水のような状態になり、砂粒が沈殿することで地盤沈下が起こってしまうのです。
液状化による被害とその影響
液状化現象により起こり得る被害としては、以下のようなものが挙げられます。
- 地面からの噴水や噴砂
- 道路の損傷
- 建物が傾きによる機能障害
- ライフライン施設の損傷
また、道路の損傷により物流がストップしたり、建物の傾きにより吐き気やめまいといった健康被害が生じたりと、二次被害のリスクも見逃せません。
日本では、2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震、また2024年の元旦に発生した能登半島地震でも発生した液状化現象。
液状化は、液状化リスクが高いとされる臨海部以外でも発生します。建物の傾斜や沈下、マンホールの被害などが相次ぎます。液状化による被害の復旧には時間がかかるケースも多く、被災後の生活に多大な影響を及ぼします。
地盤の液状化対策には、
杭工事が不可欠
液状化リスクが高い地盤に建物を建てる場合は、杭工事が欠かせません。杭工事とは、地盤が緩い土地に建物を安全に建てるため、地盤を補強する工事のこと。
杭工事にはさまざまな工法がありますが、鋼板でできた筒状の管を用いる「鋼管杭工法」なら、地中深くにある硬い地盤(支持層)にもしっかり届き、地盤の安定性を高めることが可能です。
液状化現象はもちろん、巨大地震への対策としても有効と考えられています。
千代田工営株式会社は、地盤に関する基礎知識や、地盤改良工法の違いなど、建物・構造物を安全に建てるために知っておきたい情報を幅広くご紹介しています。それぞれの解説は、下記のページからご覧ください。
硬い地盤にも届く鋼管杭工法で
液状化現象によるリスクを軽減
地盤の液状化対策なら、千代田工営株式会社までご相談ください。弊社は1986年に「翼付き鋼管杭(スクリューパイル)」の回転貫入工法を戸建て住宅の基礎杭として開発し、特許を取得した、鋼管杭のパイオニアです。基礎杭の開発・製造や杭工事、地盤調査などを自社で一貫対応し、お客様のご要望や状況に合わせて最適なサービスをご提供しています。
液状化リスクの軽減に、ぜひ弊社のサービスをお役立てください。